麒麟がくる(斎藤道三について)
放送開始前にひと騒動あった今年の大河ドラマですが、概ね好評のようです。
かく言うTASUKEも第3回まで観ました。
以下、若干のネタバレを含みますのでご注意ください。
特に印象が強いのは、本木雅弘さん演じる斎藤道三です。眼光鋭くドスの効いた声で放つ台詞がカッコいいですね。
第2回のラストで娘婿である土岐頼純を毒殺するシーンは衝撃でした。
謡いながらお茶をたて、毒入りの抹茶を飲ませるという怪人ぶり。
こうでもしないと、権力は維持できない世の中だったんでしょうね。
(謡う必要があるかはともかく・・・。)
ところで、斎藤道三と言えば典型的な戦国大名として有名ですが、その生涯は謎が多く、実はあまり知られていないのではないでしょうか。
TASUKEも歴史好きなので、多少は詳しいつもりですが、斎藤道三については漠然と権謀術数に優れた武将というイメージの他は具体的な業績はあまり知りません。
ただ、これまでひとつ疑問に思っていたのは、有名な戦国大名といえば国外への外征がつきものですが、斎藤道三にはそのイメージがないということです。
例えば、武田信玄、上杉謙信、北条氏康、毛利元就、そして、織田信長。全員言わずと知れた戦国大名の雄ですが、積極的に領国の外に遠征して、その支配地域を広げています。
ですが、斎藤道三は美濃の外に外征したというエピソードを知りません。(TASUKEが知らないだけかも知れませんが)
このあたりは、大河ドラマでも描かれているように、道三が美濃の国人衆(土着の封建領主)を統制しきれてなかったことに起因するのではないかと思ったりしています。第1回の放送でも村田雄浩さん演じる稲葉一鉄が、道三を苦々しげな顔でにらみつけているシーンがありました。
そんなことを考えながら、次の回も楽しく観れそうです。