フツーリーマンの雑記帳

過ぎてゆくいつもの毎日は、きっと特別な日々。歴史や経済、おでかけ情報を中心に発信します!

信貴山城と松永久秀

おはようございます、TASUKEです!

 

一昨年のできごとですが、信貴山城跡に上ってみました。信貴山城は梟雄・松永久秀の城として有名(?)ですね。

 

松永久秀とは?

 松永久秀といえば、第13代将軍の足利義輝を暗殺したり、興福寺を焼いたり、主君である三好長慶の兄弟を毒殺(諸説あり)したり、と毒殺で最近話題になったあの斎藤道三に勝るとも劣らないダーティーヒーローです。

 

それと、なんと言っても特筆すべきなのは、その最期です。

信長の配下となった後、2度も反旗を翻すのですが、さすがに2度目は許されず、居城であるこの信貴山城を枕に討ち死にするのですが、その死に様がなんとも凄い。

 

久秀が所有する茶器「平蜘蛛茶釜」は信長も欲しがる有名な茶器で、その茶器を差し出せば許すと信長が言っていたにも関わらず、久秀はその平蜘蛛茶釜に火薬を詰め込んで、茶器もろとも爆死します。

記録上では、これが日本初ではないかとも言われる爆死のようです。

 

f:id:TAIRANOTASUKE:20200209062311j:plain

乱世の梟雄もゆるキャラ

〇いざ、登城!

信貴山城跡は現在、朝護孫子寺の境内となっていて、寺院の中を通り抜けながら中心部を目指すことになります。既にお寺に着いた時点で午後4時前。けっこう軽く考えていたのですが、これは甘い見通しでした・・・。( ̄▽ ̄;)

f:id:TAIRANOTASUKE:20200209061043j:plain

朝護孫子寺 山門

f:id:TAIRANOTASUKE:20200209061254j:plain

境内入口付近から中心部を見上げる

f:id:TAIRANOTASUKE:20200209061511j:plain

境内をどんどん上ります

寺院内の階段をどんどん上がっていくと、ようやく信貴山城跡の案内が出てきました。おい、まだここから600mもあるんかい?!

( ゚Д゚)

しかし山城を見に来たのは、ほかならぬ自分なので頑張ることにします。

f:id:TAIRANOTASUKE:20200209061726j:plain

ようやく見つけた道しるべ

気を取り直して再度進みだしたのですが、寺院の境内が途切れていよいよ山道らしくなり、つづら折りの登山道チックな歩道が出現。日没も近付いてきているので、 少し不安になってきました・・・。登山道に入ってからはすれ違う人も皆無です。

f:id:TAIRANOTASUKE:20200209062510j:plain

先行きが不安・・・

それでも自らを鼓舞しながら進んでいくと、やがて鳥居が林立するエリアにたどり着きました。朝護孫子寺山岳信仰のお寺なので山頂付近にもお堂があり、お詣りする人も少なくない(ただし、日中)ようです。ここにきてお詣り帰りと思しき初老の男性ともすれ違い、少し元気を取り戻しました。

f:id:TAIRANOTASUKE:20200209063041j:plain

あともう一息!

普段は特に運動もしていないTASUKEは、太ももから乳酸があふれ出しそうになってきましたが、構わずに階段を上り続けます。

 

そして、ようやくたどりついた城跡は・・・。

何にもない(笑)

少しは野面積みの石垣の遺構とかあるんじゃないかな~

などと期待していた淡い期待はバッサリ切り捨てられました。

さすがは松永弾正。やはり煮ても焼いても食えません・・・。

f:id:TAIRANOTASUKE:20200209063504j:plain

なんもない・・・

f:id:TAIRANOTASUKE:20200209060009j:plain

解説板があったのがせめてもの救い

その代わりといってはなんですが、山上からの眺めは素晴らしかったです。

松永久秀が本拠地に選ぶほどの場所。大和方面・河内方面ともに遠くまで見渡せました!城跡としては強くおススメはできませんが、ちょっとした登山気分で散策するには良いかもしれません。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

f:id:TAIRANOTASUKE:20200209065505j:plain

大和方面を望む

f:id:TAIRANOTASUKE:20200209065554j:plain

河内方面。少し暗いですが中央にPLの塔が見えます