フツーリーマンの雑記帳

過ぎてゆくいつもの毎日は、きっと特別な日々。歴史や経済、おでかけ情報を中心に発信します!

プリキュア 別れの季節

おはようございます!

娘の影響でここ数年「プリキュア」を楽しく視聴しているTASUKEです。

 

本年も2月の頭に新シリーズ「ヒーリングっど プリキュア」が始まりました。

www.asahi.co.jp

 

ところで、皆さんは「プリキュア」をご存知でしょうか?知らない方のために簡単にご説明すると、「プリキュア」は未就学〜小学校低学年の女児向けのアニメ番組です。

普通の女の子がとある出来事をキッカケに驚異的な身体能力や特殊能力をもつ伝説のヒーロー、「プリキュア」に変身して世界を滅ぼそうとする強大な敵に立ち向かう、という筋書です。

 

と、ここまではよくある子ども向けのヒーローものなのですが、「プリキュア」には他にはあまりない特色があります。TASUKEなりにまとめてみましたので、興味のある方はご一読ください。

 

 

①主人公(複数人)とテーマが毎年変わる

主人公が変わるのは仮面ライダーや戦隊ものも同様ではありますが、「プリキュア」は何と言ってもキャラが多い!2004年のシリーズ開始以来のプリキュアたちは2020年現在で総勢63人となっています。(下記ブログを参考にさせていただきました。)

prehyou2015.hatenablog.com

 しかも、過去作品のプリキュアたちは、テレビ放送が終われば、はい、サヨナラ。ではなく、劇場版などでちょくちょく登場してくるのです。

 

2018年秋の「映画 HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ」では、55人のプリキュアが登場し、ギネス世界記録「アニメに登場する最も多いマジカル戦士の数|Most magical warriors in an anime film」に認定されています。

 

www.guinnessworldrecords.jp

 

ギネス世界記録に認定されるには、プリキュア1人ひとりが台詞を持っていて、魔法を使って戦うシーンがある必要がありました。

 ということで、とにかく登場キャラクターの多いアニメシリーズです。これだけ多ければ1人や2人推しメンがいても不思議ではありません(?)

 

②主人公が女の子なのに、ガッツリ格闘

女の子が主人公の「プリキュア」シリーズですが、敵とのバトルシーンは基本的に格闘戦です。それぞれ必殺技的なものがあり、その一部は飛び道具だったりしますが、基本的には突き、蹴り、投げでバトルが展開されます。

 

ただし、プリキュアは敵を抹殺することはありません。通常技で敵を怯ませた後にメンバーの合わせ技をお見舞いし、敵を『浄化』するのです。

 

ゆえに、元敵のキャラクターが改心してプリキュアたちを助ける存在になったり、中には「プリキュア」そのものになるキャラクターもいます。(光堕ちプリキュアと言うそうです)

そう、プリキュアは世界のみならず敵をも救うのです(衆生を救う如来のようですね・・・。)

そのプリキュアたちを観て、われわれオジサンの濁りかけた心も浄化されるのです・・・。

もちろん、もっとも心を溶かしてくれるのは、わが子たちですけどね(;^_^A)

 

③登場人物たちの内なる成長

 ほとんどのプリキュアたちは中学2年生という設定(一部には高校生や小学生のプリキュアも存在する)で、1年間をかけて仲間たちとの出会い、深まる友情、そして別れが丁寧に描かれます。中学2年生と言えば多感な時期。明るさ一辺倒だと思われていたキャラクターの過去に抱えた闇や、心に抱えているトラウマなどが明かされ、当該キャラクターが塞ぎ込んでしまうようなシーンもあります。

しかし、彼女たちは仲間に励まされ、勇気づけられ、そして時には戦いのなかで対峙する敵キャラから立ち直りのヒントをもらったりして、自分の殻を破り成長していきます。

アニメの作品紹介は慣れないし、プリキュアファン歴の浅い身では、とても伝えきれないですが、とにかく青春の群像がハンパないです。たまんないです・・・。

 

④そして、別れ

毎年2月初めにストーリーが終結し、新たなプリキュアへのバトンタッチが行われます。そして、最終回では次回作の主人公プリキュアが登場するのが恒例になっていたりします。

仮に最初はしっくり来ていなかったキャラクターたちも1年間も観ていれば、やはり愛着が出てるものです。なので、毎年この季節は少しばかりのロスに悩まされることになります・・・。

プリキュアと視聴者とのお別れはもちろんですが、作中のプリキュア同士でも別れが描かれます。ラスボスを倒して(浄化して)ハッピーエンドを迎えるのですが、プリキュアとしての戦いに区切りがついたことで、それぞれが自分の道(未来に帰る、遠い自分の星に帰る、異世界に戻る、はたまた留学するなど)に向かって歩んでいくことになります。

それがまた、放送終了のロスとシンクロして、何とも言えない余韻を残すんです。

 

⑤まとめ

プリキュアはオジサンが視聴していると気持ち悪がられるかもしれません。しかし、そこには現代社会に対するメッセージ(前作であるスタプリは多様性がテーマでした)であったり、とても前向きでポジティブ全開な(なんでもできる!なんでもなれる!)熱い想いにあふれています。

それでいて、明るいだけではなくキャラクターの暗部などもきっちりと描かれているところが、このシリーズの素晴らしいところだと思います。

なので、大人が観ても十分に鑑賞できる作品であり、心の糧になりうる内容だと、TASUKEは思います。少しでも気になった方はぜひ一度観てくださいね。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!