フツーリーマンの雑記帳

過ぎてゆくいつもの毎日は、きっと特別な日々。歴史や経済、おでかけ情報を中心に発信します!

【自動車】早めの乗り換えと、乗り潰しはどっちがおトク?

こんにちは、TASUKEです。

今回は永遠のテーマ「早めの乗り換えと、乗り潰しはどっちがおトク?」です。いきなりの結論で恐縮ですが、恐らく絶対の正解はありません。個人の価値観によることころが大です。

 

しかし、いくつかのポイントはあるように思いますので、書いてみます。

 

 

乗り換えモデルシミュレーション

仮に10年間で2台の車を乗り継ぐと仮定してシミュレーションをしてみます。

まず、乗り出し価格350万円の新車を購入するとします。購入するメーカーやディーラーにもよりますが、新車購入時に36ヶ月の保守サービスをつけることができます。特別メカに詳しくない人であれば、半年ごとにディーラー点検が受けられるのは大きなメリットですので、ぜひご検討を。このおかげだけではないでしょうが、私は自家用車が大きな故障に見舞われたことはありません。

ちなみに今乗っているトヨタ車であれば、車検費用も込みの価格でメンテナンスパック(36ヶ月)が10万円弱でした。この場合は3年経過時の車検費用も発生しませんし、ブレーキオイル、エアコンフィルター、ワイパーラバー、スマートキーの電池などの部品も無料で交換してくれます。(その他の部品は有料)

 

以下、自動車に関する費用をシミュレーションして記載します。ただし、燃料費、任意保険料、自動車重量税などは除きます(乗り換えケース、乗りつぶしケースともに同額と想定)

 

【①早めの乗り換えパターン】 

最初の新車購入時(基準年)

新車を350万円(36ヶ月メンテナンス加入費込み)で購入

3年経過時

車検費用:無料、タイヤ交換5万円

5年経過時

2台めの新車に乗り換え350万円(36ヶ月メンテナンス加入費込み)で購入、

※最初の新車の下取り価格が150万円なので、実質200万円で購入

8年経過時

 車検費用:無料、タイヤ交換5万円

10年到達時点で

トータル費用は350万円+5万円+200万円+5万円=560万円 となります。

1年あたりで割ると56万円に、月当たりで割ると5万円弱になりますね。

 

【②乗り潰しパターン】 

最初の新車購入時(基準年)

新車を350万円(36ヶ月メンテナンス加入費込み)で購入

3年経過時

車検費用:無料、タイヤ交換5万円

5年経過時

車検費用と部品交換費用を含めて20万円

7年経過時

車検費用と部品交換費用を含めて30万円 ※だいぶ部品が痛み出して交換が増える

9年経過時

車検費用と部品交換費用を含めて20万円 ※次の乗り換えを視野に最低限の部品交換のみ

10年到達時点で

トータル費用は350万円+5万円+20万円+30万円+20万円=425万円 となります。

1年あたりで割ると42万5,000円に、月当たりで割ると3万5,400円ほどになりますね。

 

このシミュレーションだけみると②パターンの方が135万円ほど節約できたことになり、が断然おトクに見えます。

 

自動車の残価を考える

でも、ちょっと待ってください。

乗り潰しパターンの場合、この先もさらに同じ車に乗り続けるのでしょうか?車歴が13年以上になると自動車重量税も増税となりますし、部品交換などの維持コストが高くなるうえに、なによりも快適じゃありませんよね?

先ほどのシミュレーションはちょうど10年のところで、切り取って費用の比較をしましたが、最初の新車購入時から10年経過したタイミングで、①②のパターンとも新車を購入するために自動車を乗り換えることにします。

すると①だと車歴が浅く下取り価格が150万円ほど残っていますので、この150万円を元手に次の車を購入できます。しかし、②だとまさに乗りつぶしているので、下取り価格はほとんどつきません。良くて5万円程度でしょう。これを加味すると、①は560万円ー150万円=410万円、②は425万円-5万円で420万円!

何ということでしょうか?! 新車を5年ごとに乗り換えたパターンの方が金銭的にもトクしちゃってるじゃないですか!!

しかも常に新しい車に乗れるという大きなメリットがあります。

高額下取りをゲットするには?

高額の下取りを期待するには、人気車の人気グレードを購入すること、大きな事故を起こさずに大切に乗ること、この2点を守れば新車購入時の4割以上の価格が十分に期待できます。結局のところ下取り価格はその車の市場価値(欲しい人がどれだけいるか)で決まります。なので、一定の需要がある人気車種とカラー(ホワイトかブラックがテッパンです)を選択することが重要です。

なお、少しとがった車種やカラーを購入する場合は、下取り価格はある程度覚悟する必要がありますので、注意が必要です。

まとめ

以上、自動車の購入サイクルについてシミュレートしてみました。今回は早めの乗り換えの方がおトクという結果になりましたが、実際のところは様々な要因がありますので、必ずしも同じ結果になるわけではありません。特に、下取り価格についてはその時の情勢によって変動します(逆に乗り続ける際の修理費用も上振れする可能性もあります)。

また、常に新しい車に乗るよりも自分のお気に入りの車と長く付き合いたい、という方もいると思います。車との付き合い方はライフスタイルにあわせて人それぞれですので、本稿は一つの例として参考にしていただければ幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!